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【社会見学53日目 6月15日】千葉県 千葉市~

おはよう。


今日のハイライトは二つ。

2時と13時。

何故2時なのか。

まずこっちから説明しよう。



「本当にあった怖い話」


昨日寝たのは23時過ぎ。

珍しくテントを張った。

少し遅い時間だ。

朝までしっかり寝たい。

横になったらすぐに眠りについた。



何時間経っただろうか。

ふと目が覚める。

まだ外は暗い。

どうやら朝では無いようだ。

しかし、

よく耳を澄ますと、

誰かの声が聞こえる。

お爺さんの声だ。

なんと言っているのか聞き取りにくい。

耳を澄まして、何とか聞こえたお爺さんの声。

今にも息絶えそうな細い声で、

お爺さんはこう言っていた。



「YMG...。日本一周...。」



どうやら、俺の旗を見て呟いて居るようだ。

しかし一度では無い。

何かに取り憑かれたように、

何度も何度も。



「YMG...。日本一周...。YMG...。」



テントから出て、挨拶をしても良かったが、

とてもそんな雰囲気では無い。

俺が今日寝床にしたこの公園は、

地元の人しか使わないような、小さな公園だ。

辛うじて街灯が一本だけ立っている。



お爺さんはこう続けた。

「おい...。中に居るのか...。居るんだろ...。」

俺は何も言えなかった。

「寝てるのか...。YMG...。日本一周...。」



テントの中は当然外から見えないが、

それはつまり、中から外も見えないということだ。

チャックになっている窓を開ければ、外は見える。

しかし動けば音で気付かれる。

しばらく相手の動きを見る。

そんな時だった。



「おい!てめえ、ぶっ殺すぞ!」



何が起こったのか。

お爺さんがそう言った。

これはいよいよヤバイかと思ったが、

俺は至って冷静である。

相手は老人一人。

いくら一日自転車漕いできた後だと言っても、

相手が何を持っていようと、殺されることは無い。

まだ様子見。

こっちに何か危害を加えるそぶりを見せたら、

出るつもりだった。



しかしお爺さんは動かない。

「本当に寝てるのか...?」



俺は思った。

俺は寝起きで分からなかったが、

恐らく俺が目を覚ました時、

何か物音を立てていたのだろう。

それを聞いてお爺さんは、

俺がテントの中で起きているのを知っていた。

それなのに一向に俺が出て来ないから、

殺すぞと言って脅かしたのだ。



「そうか...。寝てるのか...。」



お爺さんはこう続けた。

「今日はもう帰るか...。行けるか...? 大丈夫、帰れる...。帰れる...。」

そう言うとおじいさんはベンチから腰を上げ、

俺のそばから離れて行った。

しかし恐らく、

お爺さんに帰る場所など無い。

「YMG...。日本一周...。YMG...。日本一周...。」

その時ようやく俺はお爺さんの姿を見た。

黄と赤と白の横縞の服と、

みすぼらしいボロボロの膝丈のズボン。

その枯れ木のような手に、

何か持っていたように見えたが、

暗くてよく見えなかった。



お爺さんが何故こんな生活をするようになってしまったのか、

俺には分からない。

しかしそんなお爺さんにも若い日は有ったはずだ。

もう喋る人も、近づく人すら居なくなり、

ひたすら独り言を言うようになってしまったが、

きっと純粋に俺と、というより人と、喋りたかったんだろう。

そして最後にお爺さんはこう言った。







「おーい。


日本一周、


頑張れよー。」



振り向くことなく、

後ろ姿のまま、

右手を突き上げて。



目が覚めたら午前9時。

おじさんの声で目を覚ます。

寝過ぎてしまったな。

しばらくおじさんとお喋り。

おじさんも40年ほど前、自転車で日本一周したそうだ。

懐かしいなぁと言っていた。

応援して貰って、テントを片付け出発。

とりあえず朝飯(昼飯)を食おう。

手抜きをして通りすがりの吉野家。

すると一人の青年が話し掛けてきた。

どうやら日本一周に興味が有るらしい。

恐らく年は俺より下か同じ。

しかし飯を奢って貰ってしまった。

ありがとうございます。

店の中で色々話をしたが、

彼はまだ仕事について悩んでいるらしい。

まあ好きなことをして、楽しく働けるのならそれが一番だが、

そんな事は皆そう思っている。

それでも仕事を嫌々やっている人間が大半だ。(もちろん楽しいことも有る。)

何故か。

生きるためには金が要る。

それをどうやって手に入れるかは色々有るが、

「絶対に楽しく働く、それを見つけるまで仕事しない。」

そんな事は言っていられない。

つまりはそういうことじゃないか、と言っておいた。

もちろんこれは自分もそうである。

その後、飯を奢って貰った上に、

飲み物も買って貰ってしまう。

有難く頂いて、

一緒に写真を撮って、別れる。

俺は年齢という数字は基本的に気にしないが、

何か申し訳ない。

でもありがとう。

どうでも良いが、風呂に入ってそのまま、

髪の毛がだらしなく伸びている。

普段はオールバック風でセットしてあるので、気にならないが、

何処かで切らないとそろそろ鬱陶しい。

ここからはひたすら移動。

途中、水やシュークリームの差し入れを頂いた。

コンビニ以外のシュークリームを食べるのは、いつ振りだろうか。

早めに美味しく頂きました。

ご馳走様です。

そこからまた移動して、

寝床の公園に到着。

ここは良い公園だ。

トイレが非常に綺麗。

俺の寝床の良し悪しはそこで判断する。

広いし見通しも良い。

今朝みたいな事は起こらないだろう。

その後、ツイキャスやって寝た。

おやすみ。
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先日、長崎県にて自転車に乗ってるのを見ました。
無事に完走できることを願ってます。
残りも頑張ってください。
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